総年寄(読み)ソウドシヨリ

デジタル大辞泉 「総年寄」の意味・読み・例文・類語

そう‐どしより【総年寄/×惣年寄】

江戸時代大坂などで町奉行差配を受けて町政一般をつかさどった職。江戸町年寄に相当する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の総年寄の言及

【町年寄】より

…とくに総町を支配する役人の名称として,江戸,甲府,福井,長崎などの都市で用いられた。ただし,大坂,堺などでは総年寄といい,ほかに町大年寄,総町年寄頭など,呼び方は場所により多様であった。 江戸の町年寄は,はじめ〈江戸宿の年寄〉と呼ばれていたようである。…

【町役人】より

…町役人の身分は町人であるが,その管轄範囲や事務の内容によって区別された。まず町全体(総町)を支配する町役人として,江戸の町年寄,大坂の総年寄のような役職がある。彼らは町の筆頭町人として,町奉行のもとで触の伝達をはじめ多様な総町の行政事務に従事し,同時に町の運営に関する各種の諮問・答申も行っている。…

※「総年寄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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