緑地帯(読み)りょくちたい

精選版 日本国語大辞典 「緑地帯」の意味・読み・例文・類語

りょくち‐たい【緑地帯】

〘名〙
都市計画緑地として設けられた地域。一帯草木を植えた地域。都市内部またはその周辺に、保健・災害防止などの目的で作る。緑地地域
※劉広福(1944)〈八木義徳〉「塀の外は緑地帯と云はれてゐるかなりな面積広場であったが」
道路で、上下車線歩道車道を区分するために設ける、草木を植えた帯状の部分。グリーンベルト
※棒(1955)〈安部公房〉「緑地帯の縁にならんで腰をおろした」

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デジタル大辞泉 「緑地帯」の意味・読み・例文・類語

りょくち‐たい【緑地帯】

グリーンベルト

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「緑地帯」の意味・わかりやすい解説

緑地帯
りょくちたい
greenbelt

都市の無計画的な拡大を防ぐために,住宅工場学校などの建築禁止・制限した,市街地の外縁部を取巻く緑地をいう。市街地の拡大は,交通難,社会施設の不備,公害など種々の過大都市問題を引起し,やがては都市自体の衰微を招く。この現象を防ぐためのもの。その典型的なものはロンドンにみられ,グリーンベルトの外縁部にニュータウンを建設している。

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世界大百科事典(旧版)内の緑地帯の言及

【グリーンベルト】より

…広義には緑地帯を指し,市街地の無秩序な拡大防止や環境保全,レクリエーション,火災・地震などの災害防止,修景などの目的で設けられた連続する帯状緑地,または各緑地を緑道などで結んだものをいい,大都市周辺などにつくられる。狭義には俗に道路側や公園に,観賞,修景,分離,遮断などの目的で帯状に植栽地を設けたものを称し,芝生,花壇,刈込物,高木などを組み合わせたものが多い。…

※「緑地帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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