緒方 正規(読み)オガタ マサノリ

20世紀日本人名事典 「緒方 正規」の解説

緒方 正規
オガタ マサノリ

明治・大正期の衛生学者,細菌学者 東京帝国大学医科大学学長。



生年
嘉永6年11月5日(1853年)

没年
大正8(1919)年7月30日

出生地
肥後国八代郡河俣村(熊本県東陽村)

旧姓(旧名)
緒方 源喜

学歴〔年〕
東京大学医学部〔明治13年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔明治21年〕

経歴
熊本医学校に学び、明治4年上京、大学南校に入り、ついで東校に転じ、13年東大卒業後内科教室に入りベルツ師事。14年ドイツに留学、ライプツィヒ大、ミュンヘン大で生理学、衛生学を専攻、さらにベルリン帝国衛生院で細菌学を修め17年帰国。18年より内務省衛生試験所と東大講師を兼任。19年帝大医科大学教授、21年日本人初の衛生学教授となった。29年台湾に出張、ペスト菌について研究、30年ロシア万国医学会に出席。31年東京帝大医科大学長となった。34年辞職。晩年には恙虫の研究に没頭。一方、中央衛生委員、東京学校衛生顧問などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「緒方 正規」の解説

緒方 正規 (おがた まさのり)

生年月日:1853年11月5日
明治時代;大正時代医師;細菌学者。東京大学教授
1919年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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