練糸(読み)ねりいと

精選版 日本国語大辞典 「練糸」の意味・読み・例文・類語

ねり‐いと【練糸】

〘名〙 生糸膠質セリシン)を除去して、特有の光沢手触りを出した絹糸。除去の程度により半練糸、本練糸にわける。
延喜式(927)三〇「練糸一斤」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「練糸」の意味・読み・例文・類語

ねり‐いと【練(り)糸】

生糸灰汁あく石鹸せっけんやソーダ溶液で処理して膠質にかわしつセリシンを除去した、柔らかく光沢のある絹糸。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「練糸」の読み・字形・画数・意味

【練糸】れんし

白い絹のねり糸。〔淮南子、説林訓〕子、絲を見て之れに泣く。其の以てにすべく、以てくすべきが爲なり。

字通「練」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android