縄文字(読み)ナワモジ

デジタル大辞泉 「縄文字」の意味・読み・例文・類語

なわ‐もじ〔なは‐〕【縄文字】

原始文字の一。縄を文字の代わりに使用し、主として数を表すのに用いたもの。太縄に結ぶ細縄との、その太さ・位置結び目などの組み合わせによる。結縄けつじょう文字。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縄文字」の意味・読み・例文・類語

なわ‐もじ なは‥【縄文字】

〘名〙 原始文字の一つ。結縄(けつじょう)による表意で、正確には記号合図。古代インカでは文字がなく、記憶記録手段として、縄の色・結び目の位置や結び方によって文字の機能をもたせ、数量に関する記録がされた。日本でも沖縄で、中国島津藩の支配時代に使用例がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android