縄梯子(読み)なわばしご

精選版 日本国語大辞典 「縄梯子」の意味・読み・例文・類語

なわ‐ばしご なは‥【縄梯子】

〘名〙 二本の縄を平行にして、ところどころに木または金属製の棒をわたして足をかけるようにしたはしご。その一端にかぎをつけ、高い所にかけて用いる。
※俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678)「縄ばしご夜るの契やきれつらん〈信章〉 さすが別れのちんば引(ひく)見ゆ〈信徳〉」

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デジタル大辞泉 「縄梯子」の意味・読み・例文・類語

なわ‐ばしご〔なは‐〕【縄×梯子】

縄で作ったはしご。平行する2本の太縄に、横に踏み木をつけ、一端につけたかぎ高所にひっかけて用いる。
[類語]梯子段梯子梯子段

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の縄梯子の言及

【梯子】より

…〈はしのこ〉は端と端の間に渡した横木を指したが,これがいつしか梯子全体を指すようになったと思われ,梯子を立てることを梯立(はしたて)ともいった。梯子の種類には一本梯子(雁木(がんぎ)梯子),二また梯子,縄梯子,折りたたみ梯子,棒梯子などがある。一本梯子は〈きざはし〉とも呼び,沖縄では単に〈はし〉ともいう。…

※「縄梯子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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