縦覧（読み）しょうらん

精選版 日本国語大辞典

しょう‐らん【縦覧】

〘名〙 ＝じゅうらん（縦覧）

※宕陰存稿（1867）三・送安井仲平東游序「東入_二陸奥_一、縦_三覧金華・松洲之勝、与_二衣川・高館之陳蹟_一」 〔李羣玉‐将遊羅浮登広陵楞伽台別羽客詩〕

じゅう‐らん【縦覧】

〘名〙 思うまま自由に見ること。勝手に見てまわること。縦観。しょうらん。

※東京曙新聞‐明治九年（1876）一一月一四日「油画の大家高橋由一先生の門人横井綱五郎さんが、〈略〉明十五日より油画縦覧場を開かれます」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

じゅう‐らん【縦覧】

［名］(スル)自由に見ること。思うままに見てまわること。しょうらん。「縦覧随意」
[類語]閲覧・回覧・巡覧・総覧・借覧・博覧

しょう‐らん【^▽縦覧】

「じゅうらん（縦覧）」に同じ。〈和英語林集成〉

出典　小学館

普及版 字通

【縦覧】しようらん

自在にながめる。唐・李群玉〔将(まさ)に羅浮に遊ばんとして、広陵の楞伽(りようが)台に登り、羽客に別る〕詩　、高臺に登り　晃(くわうらう)縱覽して(へ)たり

字通「縦」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」