縮図(文学)(読み)しゅくず

百科事典マイペディア 「縮図(文学)」の意味・わかりやすい解説

縮図(文学)【しゅくず】

徳田秋声長編小説。1941年から《都新聞》に連載,情報局の圧力を受けて中断作者の死により未完に終わった。芸者に身を売った下層社会の女の半生を描く一種風俗小説で,自然主義人生観成熟を示す秋声代表作

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android