縮緬雑魚(読み)チリメンザコ

デジタル大辞泉 「縮緬雑魚」の意味・読み・例文・類語

ちりめん‐ざこ【×緬雑魚】

カタクチイワシなど、イワシ稚魚煮干しにしたもの。しらす干し。ちりめんじゃこ 春》

ちりめん‐じゃこ【×緬雑魚】

ちりめんざこ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「縮緬雑魚」の意味・読み・例文・類語

ちりめん‐じゃこ【縮緬雑魚】

〘名〙 =ちりめんざこ(縮緬雑魚)《季・春》
咄本・咲顔福の門(1732)一「ヤア一升とは、なんの事でござる、ハテちりめんしゃこサ」

ちりめん‐ざこ【縮緬雑魚】

〘名〙 カタクチイワシの稚魚を煮て干したもの。ちりめんじゃこ。ちりめんぼし。《季・春》
※俳諧・七車集(1694か)「半月江口の里に船留て〈尺艸〉 縮緬雑魚に覆ふ夏草〈横九〉」

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「縮緬雑魚」の解説

ちりめんじゃこ【縮緬雑魚】

いわし、特にかたくちいわしの稚魚を、塩ゆでにして干したもの。同様のものにしらす干しがあるが、ちりめんじゃこはこれよりも干す時間が長く、乾いたものをいうことが多い。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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