縵面(読み)なめ

精選版 日本国語大辞典 「縵面」の意味・読み・例文・類語

なめ【縵面】

〘名〙 銭の、文字が記されていないなめらかな面。銭の裏。⇔形(かた)(一)⑥。〔書言字考節用集(1717)〕
浄瑠璃・嫩㮤葉相生源氏(1773)五「天下分めの晴勝負、南無博奕大明神、なめならつらの二を張ります、形なら戻りの六を張るハア」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「縵面」の意味・読み・例文・類語

なめ【×面】

銭の裏の、文字がなくて滑らかな面。〈書言字考節用集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android