(読み)せき

精選版 日本国語大辞典 「績」の意味・読み・例文・類語

せき【績】

〘名〙
物事をうまくなしとげるわざ。また、その結果。いさお。いさおし。功績
※大唐西域記長寛元年点(1163)一「武功の績(セキ)を賛すれば、諷(そへて)りて口実に成り」 〔書経‐舜典〕
② まゆ、綿、麻などから糸をつむぐこと。紡績。〔古列女伝‐母儀伝・魯季敬姜〕

う・む【績】

〘他マ四〙 麻または苧(お)などの茎の皮を細く裂いたものを、長くより合わせて糸に作る。
万葉(8C後)一四・三四八四「麻苧(あさを)らを麻笥(をけ)にふすさに宇麻(ウマ)ずとも明日(あす)着せさめやいざせ小床(をどこ)に」

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デジタル大辞泉 「績」の意味・読み・例文・類語

せき【績】[漢字項目]

[音]セキ(漢) [訓]うむ つむぐ
学習漢字]5年
繊維をより合わせて糸をつくる。「紡績
積み重ねた仕事やその結果。「業績功績事績実績成績戦績治績
[名のり]いさ・いさお・さね・つみ・なり・のり・もり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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