繊維試験機(読み)せんいしけんき

百科事典マイペディア 「繊維試験機」の意味・わかりやすい解説

繊維試験機【せんいしけんき】

原料繊維,糸,織物などの諸性質を試験,測定する機械総称。繊維の構造識別,糸の強さ・均一性・撚(よ)り数,布の耐摩耗性・染色堅牢(けんろう)度耐候性など,試験の内容に応じた各種の機械がつくられている。

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世界大百科事典(旧版)内の繊維試験機の言及

【繊維機械】より

…仕上(整理)機は布の特性を発揮させて,商品価値を高めるためのもので,毛焼機,精練・漂白機(染色の前),縮充(絨)機,起毛機,シアリング機,風合調整機(煮絨機など),つや出し・幅出し機,検反機などがある。(7)その他 繊維を平面状に並べ,接着して布を作る不織布機械,樹脂加工その他の加工機械,製綱機,衣服用の裁断機,縫製およびししゅう用ミシン,プレス,繊維・糸・布などの性能を試験するための各種繊維試験機がある。織機紡績機械【近田 淳雄】。…

※「繊維試験機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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