織部形(読み)おりべがた

精選版 日本国語大辞典 「織部形」の意味・読み・例文・類語

おりべ‐がた【織部形】

〘名〙
石灯籠の形の一種古田織部が好んだとされ、茶庭などに用いられる。おりべ。
※歌舞伎・四十七石忠矢計(十二時忠臣蔵)(1871)二幕「真中よき所に織部形(オリベガタ)角形(かくなり)の石灯籠」
随筆・嗚呼矣草(1806)一「盃に織部形といえるもの有て小盃なり」

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デジタル大辞泉 「織部形」の意味・読み・例文・類語

おりべ‐がた【織部形】

石灯籠いしどうろうの一種。茶人古田織部が愛好したといわれ、茶室の庭などに用いる。台座のないものなど形に特色がある。織部灯籠

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