纈草(読み)けっそう

精選版 日本国語大辞典 「纈草」の意味・読み・例文・類語

けっ‐そう ‥サウ【纈草】

〘名〙 (「纈」は「しぼり」の意で、鹿の子に当てた字) 植物かのこそう(鹿子草)」の異名。〔医語類聚(1872)〕

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デジタル大辞泉 「纈草」の意味・読み・例文・類語

けっ‐そう〔‐サウ〕【×纈草】

カノコソウ別名

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普及版 字通 「纈草」の読み・字形・画数・意味

【纈草】けつそう

かのこそう。

字通「纈」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「纈草」の解説

纈草 (カノコソウ・ケツソウ)

学名Valeriana fauriei
植物。オミナエシ科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の纈草の言及

【カノコソウ(鹿子草)】より

…しかし,このワレリアナ根をとるヨーロッパ産のセイヨウカノコソウV.officinalis L.よりカノコソウの方が薬用としては優良である。また,中国では纈草(けつそう)の名で,この仲間の数種が民間薬として利用される。セイヨウカノコソウの根にはマタタビに似た効能があるとされ,ヨーロッパではのらネコやノネズミを退治するための餌に使われた。…

※「纈草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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