罠を掛ける(読み)わなをかける

精選版 日本国語大辞典 「罠を掛ける」の意味・読み・例文・類語

わな【罠】 を 掛(か)ける

① 輪の形にまとめた糸や紐をはめる。
浮世草子好色二代男(1684)四「又は髪にわなかけるも有」
鳥獣を捕らえるために罠を仕掛ける。
地蔵菩薩霊験記(16C後)一〇「累(ワナ)をかけて、〈略〉いまだくらかりける暁ねらひけるに、物のかかりてみえければ」
③ おとしいれるために謀略をめぐらす。
乳母(1896)〈北田薄氷〉七「今か今かと羂(ワナ)を掛けて待設け居るを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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