美児(読み)マサズコ

デジタル大辞泉 「美児」の意味・読み・例文・類語

まさず‐こ〔まさづ‐〕【児】

語義未詳。美しい娘またはいとしい子を親しんでよぶ語か。
「沖へには小舟連らくくろざやの―吾妹わぎも国へ下らす」〈・下・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「美児」の意味・読み・例文・類語

まさず‐こ まさづ‥【美児】

〘名〙 語義未詳。美しい娘、いとしい児の意の愛称か。
古事記(712)下・歌謡「沖方には 小舟連らく くろざやの 摩佐豆古(マサヅコ)吾妹 国へ下らす」
[補注]「さにづらふ子(赤みがあって美しい子)」の略、あるいは「まさ照り子」の意とする説、「真幸子(幸いをもたらす子)」の意とする説などがある。

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