美装(読み)びそう

精選版 日本国語大辞典 「美装」の意味・読み・例文・類語

び‐そう ‥サウ【美装・美妝・美粧・美

〘名〙
① 美しくよそおうこと。美しく着飾ること。また、そのよそおい。びしょう。
※看聞御記‐永享四年(1432)六月一四日「祇薗会依雨無美荘
文学者となる法(1894)〈内田魯庵〉二「何れも美装(ビサウ)盛服貴公子なり」
② (美装) りっぱで美しい表装にすること。
※門(1910)〈夏目漱石〉二「ただ History of Gambling (博奕史)と云ふのが、殊更に美装(ビサウ)して、一番真中に飾られてあったので」

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デジタル大辞泉 「美装」の意味・読み・例文・類語

び‐そう〔‐サウ〕【美装】

[名](スル)
美しくよそおうこと。美しいよそおい。
生活の―という事に傾いていた」〈有島或る女
上等な美しい表装にすること。「美装本」
「殊更に―して、一番真中に飾られてあったので」〈漱石

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