精選版 日本国語大辞典 「習気」の意味・読み・例文・類語
じっ‐け【習気】
〘名〙 (vāsanā の訳) 仏語。煩悩(ぼんのう)を起こすことによって心の中に印象づけられた慣習的な気分、習性。これによって思想、行為その他を生ずるところから、種子(しゅうじ)とも呼ぶ。言語的表象から生ずる名言(みょうごん)習気、我執から生ずる我執習気、善悪の業から生ずる有支(うし)習気の三種がある。
※法華義疏(7C前)一「七種学人。亦有二思惟習気一。羅漢猶有二習気一」
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