精選版 日本国語大辞典 「老耄」の意味・読み・例文・類語
おい‐ぼ・れる【老耄】
※絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初)「年寄たらば、老ぼれぬ様に敬む」
おい‐ぼれ【老耄】
〘名〙 (古くは「おいほれ」) 年を取ってぼけること。また、その人。ぼれ。多く、老人をあなどっていう場合、老人自身が卑下していう場合などに用いる。
※大唐西域記長寛元年点(1163)四「老叟(オイホレ)をして独り先名を擅(ほしまま)にせしむることなかれ」
※日葡辞書(1603‐04)「Voibore(ヲイボレ)」
ろう‐もう ラウ‥【老耄】
〘名〙 (「老」は七〇歳、「耄」は八〇歳・九〇歳の老人の称) おいぼれること。もうろくすること。また、その人。ろうぼう。
※霊異記(810‐824)下「縁小(すくな)く年を歴て、老耄して力弱く」
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