耆宿(読み)キシュク

デジタル大辞泉 「耆宿」の意味・読み・例文・類語

き‐しゅく【×耆宿】

《「耆」も「宿」も老、旧の意》学徳のすぐれた老人老大家。「学界耆宿
[類語]権威第一人者泰斗たいと大家たいか大御所おおごしょオーソリティー達人名人名手妙手エキスパート巨星巨匠名匠名工巧手腕利き腕扱き腕達者手足れ手利き有能敏腕辣腕得手特技専売特許上手得意売り物十八番おはこお家芸お株お手の物達者堪能巧者得手物器用多才うまたく巧妙潰しが利くくする腕が立つ怪腕凄腕

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精選版 日本国語大辞典 「耆宿」の意味・読み・例文・類語

き‐しゅく【耆宿】

〘名〙 (「耆」も「宿」も老、旧の意) 学識経験のゆたかな老人。高徳の老大家。宿老(しゅくろう)
三教指帰(797頃)上「狎侮父兄、侈凌耆宿
茶筅髪(1906)〈二葉亭四迷〉一二「未だ年も弱いに其名声は往々学界の耆宿をも凌いで」 〔後漢書‐樊伝〕

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普及版 字通 「耆宿」の読み・字形・画数・意味

【耆宿】きしゆく

年老いて学徳ある人。〔後漢書、樊伝〕(ことごと)く年少の能く恩に報ずるを取り、耆宿大賢は多く廢せらる。

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