耳巧者(読み)ミミゴウシャ

デジタル大辞泉 「耳巧者」の意味・読み・例文・類語

みみ‐ごうしゃ〔‐ガウシヤ〕【耳巧者】

[名・形動ナリ]耳学問でいろいろなことを知っていること。また、その人や、そのさま。
「よろづ上京下京の違ひありと―なる人のいへり」〈浮・一代女・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「耳巧者」の意味・読み・例文・類語

みみ‐ごうしゃ ‥ガウシャ【耳巧者】

〘名〙
物音などをよく聞きわける、鋭い聴覚を持つ人。耳ざとい人。耳聞き。
② (形動) 耳学問で知っていること。また、その人やそのようなさま。
浮世草子好色一代女(1686)一「万上京と下京の違ひありと耳巧者(ミミゴウシャ)なる人のいへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android