聖なる怪物

デジタル大辞泉プラス 「聖なる怪物」の解説

聖なる怪物

米国の作家ドナルド・E・ウェストレイクの小説(1989)。原題《Sacred Monster》。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の聖なる怪物の言及

【俳優】より

…フランス革命を経て19世紀に入ると,西欧では興行権が領主の手を離れて自由化し,舞台もはっきりと商業化・商品化するようになる。そのような中で,観客が呼べるスーパー・スター,フランスでいうところの〈聖なる怪物les monstres sacrés〉が出現,ひじょうな人気を呼んだ。たとえばサラ・ベルナールなどはその最後の典型にあげられよう。…

【フランス演劇】より

…しかし,ドレフュス事件をはじめとする暗い世紀末におけるE.ロスタン《シラノ・ド・ベルジュラック》のロマン派風韻文喜劇の国民的成功は,まったく例外的な劇場での成功であった。
[〈聖なる怪物〉の君臨と〈前衛〉の登場]
 19世紀はまた,〈聖なる怪物〉と呼ばれたロマン派演劇の名優をはじめとする役者の君臨した世紀でもあった。大革命にもかかわらず継続したコメディ・フランセーズには,ナポレオンごひいきの擬古典主義的悲劇役者から,ロマン派好みの悲劇女優ラシェルを経て,世紀末にラシーヌ悲劇とユゴーとシェークスピアをともに演じえたサラ・ベルナールとムーネ・シュリーに至るまで名優が輩出する。…

※「聖なる怪物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android