聖目（読み）ひじりめ

精選版 日本国語大辞典

ひじり‐め【聖目】

〘名〙 碁盤の上にしるしてある九つの点。せいもく。

※徒然草（1331頃）一七一「碁盤のすみに石を立ててはじくに、〈略〉ひじりめを直に弾けば、立てたる石必ず当る」

せい‐ぼく【聖目】

〘名〙 ＝せいもく（井目）

※色葉字類抄（1177‐81）「聖目 セイホク」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ひじり‐め【^▽聖目】

「聖目せいもく」を訓読みした語。
「わが手もとをよく見て、ここなる―をすぐにはじけば」〈徒然・一七一〉

出典　小学館