精選版 日本国語大辞典 「肇論」の意味・読み・例文・類語
じょうろん デウロン【肇論】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
中国、後秦(こうしん)代の仏教書。著者は僧肇(そうじょう)。1巻。『物不遷論(もつふせんろん)』『不真空論』『般若無知(はんにゃむち)論』『涅槃(ねはん)無名論』という4編の論文に、『宗本義(しゅうほんぎ)』の一編を冠して編されたものだが、『宗本義』の真撰(しんせん)については疑問がもたれ、編纂(へんさん)は梁(りょう)代から隋(ずい)代のころと推定される。著者は、鳩摩羅什(くまらじゅう)に師事して大乗仏教、とくに般若空観(くうがん)の理解に優れた。本書は、その基本的命題である諸法の実相・空・般若・涅槃についての見解を、当時の一般的理解や老子・荘子などの思想と比較しつつ明らかにしたもので、以後の中国仏教や思想界に多大の影響を及ぼし、多くの注釈書も書かれた。
[伊藤隆寿]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新