肉屏風(読み)ニクビョウブ

デジタル大辞泉 「肉屏風」の意味・読み・例文・類語

にく‐びょうぶ〔‐ビヤウブ〕【肉×屏風】

肉障にくしょう」に同じ。
「女小姓を―奢りに透間中庭の」〈浄・妹背山

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肉屏風」の意味・読み・例文・類語

にく‐びょうぶ ‥ビャウブ【肉屏風】

〘名〙 (唐の楊国忠故事による) 寒気を防ぐために、まわりに美女を並び立たせたもの。転じて、多くの美女や小姓などに取り巻かれていること。豪奢生活をいう。肉障肉陣。にくびょう。
浄瑠璃妹背山婦女庭訓(1771)一「雪見の亭を設の座、女小姓を肉屏風(ニクビャウブ)(おごり)に透間中庭の蔭を」 〔書言故事‐七・肉屏風〕

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