肺剥皮術(読み)はいはくひじゅつ(英語表記)decortication of the lung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「肺剥皮術」の意味・わかりやすい解説

肺剥皮術
はいはくひじゅつ
decortication of the lung

胸膜肥厚により肺機能が低下した場合,肥厚部分を切除して肺の膨張をはかり,呼吸機能を改善しようとする手術。かつては肺結核の際に化膿性胸膜炎予防のために行われたが,小児の肺炎後に発生した膿胸に対しても行われることがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android