胆沢ダム(読み)いさわダム

百科事典マイペディア 「胆沢ダム」の意味・わかりやすい解説

胆沢ダム【いさわダム】

岩手県奥州市胆沢区,胆沢川上流に建設された多目的ロックフィルダム。2013年に完成したダムは堤高132m,堤長723mで,堤体積は実に1350万m3にもなり,ロックフィルダムとしては国内最大級の規模を有する。すでにあった石淵ダムのすぐ下流に建設され,湛水後に生まれた〈奥州湖〉によって石淵ダムは水没した。
→関連項目夕張シューパロダム

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デジタル大辞泉プラス 「胆沢ダム」の解説

胆沢ダム

岩手県奥州市胆沢の北上川水系胆沢川に建設された特定多目的ダム。2013年竣工。ダム湖、奥州湖を形成する。中央コア型ロックフィルダムで、堤高127メートル、堤頂長723メートルと国内最大級の規模を誇る。いわゆる「北上川五大ダム計画」により建設された岩淵ダム(1953年竣工)の後継として、下流約2キロメートルに建設。堤高は岩淵ダムの2.4倍、総貯水容量は9倍となった。役目を終えた岩淵ダムが湖底に沈む。

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