背面・外面(読み)そとも

精選版 日本国語大辞典 「背面・外面」の意味・読み・例文・類語

そとも【背面・外面】

〘名〙 (「そ(背)つおも(面)」の変化した語)
① 山の、日の当たる方から見て背後に当たる方向。山の北側。また、北の方角。⇔影面(かげとも)
書紀(720)成務五年九月(北野本南北朝期訓)「山陽(やまのみなみ)影面(かけとも)と曰(い)ひ山の陰(きた)背面(ソトモ)と曰(い)ふ」
背中の方向。後ろの方向。また、家のうら手。転じて、事物のそとがわ。家のそと。
※書陵部本恵慶集(985‐987頃)「わがかどのそともにたてるならの葉のしげみにすずむ夏はきにけり」
[語誌]→「そと(外)」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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