胸を貸す(読み)むねをかす

精選版 日本国語大辞典 「胸を貸す」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 を 貸(か)

① 考えを示す。助言助力をする。
※歌舞伎・黒手組曲輪達引(1858)三幕「お前の知慧が借りたいゆゑ、ちょいと胸を貸(カ)しておくんなさいよ」
相撲で、上位の者が下位の者の稽古相手をしてやる。また一般に、実力の上の者が、下の者の練習の相手をしてやる。
※今年竹(1919‐27)〈里見弴〉昼の酒「あの、ペイペイに胸を貸して、ドスンドスンぶつかせる奴のことを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「胸を貸す」の意味・読み・例文・類語

むね・す

相撲で、上位の力士が下位の者にけいこの相手をしてやる。また、一般に実力のある者が下の者の練習の相手をしてやる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android