胸黒(読み)ムナグロ

デジタル大辞泉 「胸黒」の意味・読み・例文・類語

むな‐ぐろ【胸黒】

チドリ科の鳥。全長24センチくらい。夏羽は顔・胸・腹にかけて黒くなる。ユーラシア北部で繁殖オーストラリアへ渡り、日本では春・秋に田などでみられる。あいぐろ。 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「胸黒」の意味・読み・例文・類語

むな‐ぐろ【胸黒】

〘名〙 チドリ科の鳥。全長約二四センチメートル。冬羽は全体にまだらな黄褐色だが、夏羽は上面が濃色となり、胸から腹にかけて黒色となる。よく似るダイゼンは、背が黒褐色なので区別できる。北アメリカ北部、シベリア北部で繁殖し、南アメリカ南部、東南アジア、オーストラリアに渡る。日本には春と秋に旅鳥として渡来し、干潟水田や湖沼畔、畑地などで見られる。あいぐろ。〔古今料理集(1670‐74頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「胸黒」の解説

胸黒 (ムナグロ)

学名Pluvialis dominica
動物。チドリ科の渡り鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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