脂油(読み)しゆ

精選版 日本国語大辞典 「脂油」の意味・読み・例文・類語

し‐ゆ【脂油】

※七新薬(1862)六「脂油、鹻水、灰汁及び硫酸塩酸硝酸、醋酸等の稀薄たる者には」
[語誌]古くは常温固体油脂を脂、液体の油脂を油と呼び、両者を脂油、つまり現在の油脂の意味に用いたが、現在では常温で固体の油脂を脂肪、液体の油脂を脂肪油もしくは脂油という。

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デジタル大辞泉 「脂油」の意味・読み・例文・類語

し‐ゆ【脂油】

脂肪のうち、常温で液状になるもの。脂肪油。
脂肪と油。

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普及版 字通 「脂油」の読み・字形・画数・意味

【脂油】しゆ

あぶら。〔後漢書、陳伝〕比年收斂し、十に五六を傷(やぶ)る。し、生活を聊(たの)しまず。而るに女數千、らひ綺を衣(き)、脂油(ふんたい)(白粉眉墨)、貲計(しけい)すべからず。

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