脚病(読み)カクビョウ

デジタル大辞泉 「脚病」の意味・読み・例文・類語

かく‐びょう〔‐ビヤウ〕【脚病】

脚気かっけのこと。
「かかる所にて―いたはらむ」〈宇津保・国譲中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「脚病」の意味・読み・例文・類語

かく‐びょう ‥ビャウ【脚病】

〘名〙 脚気(かっけ)のこと。
将門記(940頃か)「将門の急に脚病を労て」
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「例わづらひ侍るかくびゃうのわづらひて」

ちあなぎ【脚病】

〘名〙 馬がかかる病気一種。せきが出て体毛がちぢれ、前足を折るようにして歩けなくなるという。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

きゃく‐びょう ‥ビャウ【脚病】

〘名〙 足の病気。脚疾(きゃくしつ)。かくびょう。〔頓要集(14C後‐15C前)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android