腑に落ちる(読み)フニオチル

デジタル大辞泉 「腑に落ちる」の意味・読み・例文・類語

・ちる

納得がいく。合点がいく。
「大西質店へ行けと言った意味などが―・ちた」〈織田作之助・わが町〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腑に落ちる」の意味・読み・例文・類語

ふ【腑】 に=落(お)ちる[=入(い)る]

納得できる。合点がいく。多く、下に否定の語を伴って用いる。
浄瑠璃・蒲冠者藤戸合戦(1730)三「腑に入ぬ、にがい詞もあま口で殺すにまさる甘露の仕置」
※羽なければ(1975)〈小田実〉「どうにもフに落ちんことがありまっしゃろ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android