腰斬・要斬(読み)ようざん

精選版 日本国語大辞典 「腰斬・要斬」の意味・読み・例文・類語

よう‐ざん エウ‥【腰斬・要斬】

〘名〙
① 中国秦の時代刑罰一種。斬り台の上で罪人を裸にし腰から下を切り離すもの。
※日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉一「彼の福原越後等と共に腰斬せられたる福岡惣助といへる人より習ひ得たるものとなり」 〔史記‐商君伝〕
② 転じて、物事途中でとぎれること。中断すること。
※不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉下「士官次室の話は暫(しば)し腰斬(エウザン)となりぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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