腹を切る(読み)ハラヲキル

デジタル大辞泉 「腹を切る」の意味・読み・例文・類語

はら・る

切腹する。
責任を取って辞職する。「失敗したら―・る覚悟だ」
おかしさに堪えきれず、腹のよじれるほど大笑いする。
「離れ給ひしもとの上は、―・りて笑ひ給ふ」〈竹取

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腹を切る」の意味・読み・例文・類語

はら【腹】 を 切(き)

① 切腹する。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)七「さうしてかならず腹(ハラ)をきる事があらうぞ。命をたもたうならば無用ぞ」
② おかしさに耐えきれないで大笑いをする。腹をかかえる。
※竹取(9C末‐10C初)「はらをきりて笑ひ給ふ」
自分費用を出す。身銭を出す。
④ 責任をとって辞職する。「失敗したら腹を切る覚悟だ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android