膂宍(読み)そしし

精選版 日本国語大辞典 「膂宍」の意味・読み・例文・類語

そ‐しし【膂宍】

〘名〙 (「背肉(そしし)」の意) 背筋(せすじ)の肉。
書紀(720)神代下(兼方本訓)「膂完(ソシシ)の胸副国(むなそふくに)を、頓丘(ひたを)から国覔(ま)き行去(とほり)て」
源平盛衰記(14C前)三六「そしじのはづれ肝のたばね、舌の根、鹿の実には能き処ぞ」

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デジタル大辞泉 「膂宍」の意味・読み・例文・類語

そ‐しし【××宍】

《「そじし」とも。「しし」の意》背筋せすじの肉。
「―のはづれ、きものたばね」〈盛衰記・三六〉

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