膝行（読み）しっこう

精選版 日本国語大辞典

しっ‐こう ‥カウ【膝行】

〘名〙 足を曲げ、膝をついて進退する室内の作法。神前または高官の前に進行する膝進と退座する膝退を総称する。

※三代実録‐元慶六年（882）正月二日「是日天皇加_二元服_一〈略〉太政大臣進執_二御冠_一、再拝膝行、跪奉_レ加_二天皇_一、膝行退_二立本所_一」 〔史記‐項羽本紀〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しっ‐こう〔‐カウ〕【^▽膝行】

［名］(スル)神前や貴人の前などでひざまずき、ひざがしらをついて進退すること。

出典　小学館

普及版 字通

【膝行】しつこう（かう）

ひざをすりながら進む。〔史記、項羽紀〕項、侯將を召見す。轅門(ゑんもん)（軍門）に入り、行して(すす)まざる無く、敢て仰ぎる(な)し。

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出典　平凡社「普及版 字通」