自意識過剰(読み)ジイシキカジョウ

デジタル大辞泉 「自意識過剰」の意味・読み・例文・類語

じいしき‐かじょう〔‐クワジヨウ〕【自意識過剰】

[名・形動]他に対する自己意識しすぎること。自分他人にどう見られるかを考えすぎること。また、そのさま。「自意識過剰になる」「自意識過剰な人」
[類語]勿体臭い勿体ぶる気取る澄ます格式張る見栄を張る虚勢を張る気を持たせる体裁振る背伸び御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしいびるへつらおもねる取り入る胡麻ごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかが太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自意識過剰」の意味・読み・例文・類語

じいしき‐かじょう ‥クヮジョウ【自意識過剰】

〘名〙 意識の中で、いつも自分を中心にすえて考えないわけにいかないような性向の強いこと。特に、欲求不満が起こっている自我意識には、阻止された欲求の意識と、その欲求を阻止されている自我が意識され、さらにそのような状態の中にある自我が意識されるというように、無限に意識が増大していくこと。
守礼の門(1948)〈丹羽文雄〉「自意識過剰か、自虐症か」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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