自損(読み)じそん

精選版 日本国語大辞典 「自損」の意味・読み・例文・類語

じ‐そん【自損】

〘名〙
自分でそこなうこと。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「三には目前小利を争ひ、名誉を広めず、并せて已に得たる名誉も自損するによる」
② 自分の過失責任損害を受けること。交通事故などにいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「自損」の意味・読み・例文・類語

じ‐そん【自損】

自分の過失などが原因で、自らけがをしたり、損害を受けたりすること。「自損事故」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「自損」の読み・字形・画数・意味

【自損】じそん

自らを損しそこなう。〔戦国策、燕三〕此れ一擧して兩(ふたつ)ながら失ふなり。義は人を虧(か)きて以て自らせず。況(いは)んや人を傷つけて、以て自ら損するをや。

字通「自」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android