自腹を切る(読み)じばらをきる

精選版 日本国語大辞典 「自腹を切る」の意味・読み・例文・類語

じばら【自腹】 を=切(き)る[=痛(いた)める]

自分の金を出して支払う。多くは、あえて自分が費用を出さなくてもよい場合に出すことにいう。
※洒落本・寸南破良意(1775)伴頭株「此節句はどうで、自腹(ジバラ)でも、切らねへけりあ、ならねへと、いふ物んだ」
人情本・恋の若竹(1833‐39)中「此の進物も皆これ歌吉が、自腹(ジバラ)を痛めての計略にて」

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デジタル大辞泉 「自腹を切る」の意味・読み・例文・類語

自腹じばら・る

必ずしも自分が負担する必要のない経費などを、自分の金で支払う。身銭を切る。「―・って会社備品を買う」
[類語]手弁当自弁自前持ち持ち出し身銭を切る懐を痛める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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