自証院(読み)じしよういん

日本歴史地名大系 「自証院」の解説

自証院
じしよういん

[現在地名]新宿区富久町

鎮護山円融えんゆう寺と号し、天台宗創立の年代は不明だが、当初は牛込榎うしごめえのき町にあり、法常ほうじよう寺と号する日蓮宗不受不施派の寺院であった。開山は日須(慶安三年没)開基は尾張藩主徳川光友室千代姫の母於振の方。寛永一七年(一六四〇)於振の方が没すると当寺に葬られ(法名自証院殿光山暁桂大姉)、その頃から本理山自証寺と号するようになり、寛永年中に鋳造された鐘の銘には「本理山自証寺」と刻される。正保四年(一六四七)雑司ヶ谷ぞうしがや村で朱印寺領高二〇〇石を与えられた。その後、寺領の一部が護国寺(現文京区)や御鷹部屋の用地となったため、上戸塚かみとつか村のうちに代地(享保一八年段階で計一〇石余)を与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「自証院」の解説

自証院 じしょういん

お振の方(おふりのかた)(1)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android