至味(読み)しみ

精選版 日本国語大辞典 「至味」の意味・読み・例文・類語

し‐み【至味】

〘名〙 このうえもなく味がよいこと。また、そのもの。
四河入海(17C前)二一「是等の衆味をそなへてこそ、其の中に真実の至味の永きはあれぞ」 〔呂氏春秋‐孝行覧・本味〕

しい‐み【至味】

〘名〙 「しみ(至味)」の慣用読み
※碧巖雷沢抄(1533)二「老鼠咬生薑をさらにしい味はしられまいぞ」

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デジタル大辞泉 「至味」の意味・読み・例文・類語

し‐み【至味】

この上もなくよい味。また、その物。

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普及版 字通 「至味」の読み・字形・画数・意味

【至味】しみ

最上の味。

字通「至」の項目を見る

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