興言(読み)きょうげん

精選版 日本国語大辞典 「興言」の意味・読み・例文・類語

きょう‐げん【興言】

〘名〙 勢いに乗って言う言葉。その場かぎりの座興の言。興言利口
※後二条師通記‐寛治四年(1090)一二月一〇日「聯句并糸竹之事、相共有興言
大鏡(12C前)四「後撰・古今ひろげて、興言しあそびて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「興言」の意味・読み・例文・類語

きょう‐げん【興言】

[名](スル)一時の興にまかせて言うこと。また、その言葉。座興の言。
「後撰、古今ひろげて―し遊びて」〈大鏡・道兼〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android