舌虫(読み)したむし

精選版 日本国語大辞典 「舌虫」の意味・読み・例文・類語

した‐むし【舌虫】

〘名〙 舌形動物に属する寄生性の動物。幼生は草食性の小形哺乳類や両生類魚類などの脊椎動物中間宿主として寄生し、これが最終宿主の体内に入って成体となる。最終宿主はイヌヤギウサギワニヘビなどの、魚類を除く脊椎動物で、気管体腔に寄生する。体は円筒形で一六~一三〇の体節からなり、頭には一個の口と、鉤爪を持った二対の疣(いぼ)状の肢(あし)がある。排出器、呼吸器、循環系、感覚器がない。代表的なものにイヌシタムシがある。

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デジタル大辞泉 「舌虫」の意味・読み・例文・類語

した‐むし【舌虫】

舌形したがた動物

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動植物名よみかた辞典 普及版 「舌虫」の解説

舌虫 (シタムシ)

動物。舌形動物門に属する寄生動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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