舎衛(読み)しゃえ

精選版 日本国語大辞典 「舎衛」の意味・読み・例文・類語

しゃえ シャヱ【舎衛】

(Śrāvastī の訳) 釈迦在世当時、北インドにあった憍薩羅(かまら)国の都の名。波斯匿プラセーナジット)王の統治下にあり、後に釈迦族はその子毘瑠璃王に亡ぼされた。都城南方の祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)著名。現在のウツタル‐プラデシュ州のサヘート・マヘート一帯にあたる。舎衛国。舎衛城

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デジタル大辞泉 「舎衛」の意味・読み・例文・類語

しゃえ〔シヤヱ〕【舎衛】

釈迦しゃか在世のころ、中インドにあった国。舎衛城の南に祇園精舎ぎおんしょうじゃがあった。

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