舞文（読み）ぶぶん

精選版 日本国語大辞典

ぶ‐ぶん【舞文】

〘名〙

① 法律を勝手に濫用すること。〔史記‐貨殖伝〕

② 自分勝手にことばをもてあそんで文章を書くこと。〔広益熟字典（1874）〕

※実朝（1943）〈小林秀雄〉「特に実朝に関する吾妻鏡編者等の舞文潤飾は」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ぶ‐ぶん【舞文】

１ 自分勝手に言葉をもてあそんで自分に有利な文章を書くこと。また、その文章。「舞文を弄ろうする」
２ 自分勝手な解釈で法律を濫用すること。

出典　小学館

普及版 字通

【舞文】ぶぶん

法をまげ奸詐を行う。〔史記、貨殖伝〕士、をはせ法を弄(もてあそ)び、を(きは)め書を僞り、刀鋸の誅をけざるは、賂(ろい)に沒すればなり。

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出典　平凡社「普及版 字通」