船頭馬方お乳の人(読み)せんどううまかたおちのひと

精選版 日本国語大辞典 「船頭馬方お乳の人」の意味・読み・例文・類語

せんどう【船頭】 馬方(うまかた)お乳(ち)の人(ひと)

(船頭馬方旅客荷物を質にとり、お乳の人は乳児を質にとっているので、とかくふるまいが専横であるところから) 物をねだったり、わがままなふるまいをしたりする者、または言葉づかいの乱暴な者の代表としていう。馬方船頭お乳の人。
浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)上「扨々利口な野郎じゃな。せんどう馬かたお乳の人こちもそちらと同じこと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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