精選版 日本国語大辞典 「良人」の意味・読み・例文・類語
りょう‐じん リャウ‥【良人】
〘名〙
① よい人。賢明で善良な人。
※田氏家集(892頃)上・過田大夫荘呈船秀才「勝地名家寄二一丘一、良人美話是綢繆」
※続日本紀‐和銅六年(713)五月甲戌「物部乱等廿六人、庚午以来、並貫二良人一」
③ おっと。亭主。
よき【良】 人(ひと)
※仏足石歌(753頃)「与伎比止(ヨキヒト)の正目に見けむ御足跡(みあと)すらを我はえ見ずて石に彫(ゑ)りつく玉に彫りつく」
※徒然草(1331頃)七九「よき人は知りたる事とて、さのみ知り顔にやは言ふ」
③ 裕福な人。富貴な人。
※浮世草子・日本永代蔵(1688)四「よき人は何国(いづく)にてもよし。いかに利発㒵しても手前のならぬ人の云事は、聞者なし」
りょう‐にん リャウ‥【良人】
〘名〙 =りょうじん(良人)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報