色を作る(読み)いろをつくる

精選版 日本国語大辞典 「色を作る」の意味・読み・例文・類語

いろ【色】 を 作(つく)

化粧をする。顔作りをする。
浮世草子好色一代男(1682)三「色つくりたる女、はだには紅うこんの絹物
② 髪や服装にこり、おしゃれをする。なまめかしい、人の気を引くような様子をする。
※浮世草子・好色五人女(1686)二「色(イロ)つくりたる男の人まち顔にて」
情人を持つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「色を作る」の意味・読み・例文・類語

いろつく・る

化粧をする。なまめかしく装う。
それぞれ身代ほどの―・りてをかし」〈浮・胸算用・二〉
人の気を引くようなようすをする。
「色つくりたる男の、人待ち顔にて」〈浮・五人女・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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