色男(読み)イロオトコ

デジタル大辞泉 「色男」の意味・読み・例文・類語

いろ‐おとこ〔‐をとこ〕【色男】

顔だちのよい男。好男子美男びなん
情夫間男まおとこいろ
「―をこしらえてお屋敷を遁げ出すのみならず」〈円朝怪談牡丹灯籠
好色な男。色事師
「―おれを見たかと供にきき」〈柳多留・一七〉
[類語](1美男美男子二枚目ハンサム美丈夫美少年美童・美青年・好男子いけめん・洒落男・優男女殺し/(2情夫間夫間男男妾若い燕愛人恋人情人いろ彼氏彼女いい人思い人思い者情婦手掛け二号側室側女そばめ愛妾囲い者思い者内妻色女手つき一夜妻ボーイフレンドガールフレンドラバーフィアンセダーリンハニーパートナーアモーレ

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精選版 日本国語大辞典 「色男」の意味・読み・例文・類語

いろ‐おとこ ‥をとこ【色男】

〘名〙
① 好色な男。遊冶郎(ゆうやろう)
※雑俳・高天鶯(1696)「異見する男も同じ色おとこ」
② 顔かたちの美しい男。女にもてる男。美男子。好男子。
咄本・さとすゞめ(1777)色男「いきな色男が、小ぞうひとり供につれてくる」
③ 情夫。密夫。いろ。
洒落本・契情買虎之巻(1778)やぼに示す伝授事「いろ男をせくと、女郎の心あじになりて、ついに変化したがるもの也」

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